最終更新日 2024年11月22日 by einvestig
経営者になるということは、必然的に大勢の人間のトップに立つということを示しています。
会社といっても日本だけで約710万件もあり、大企業から中小企業そして家内工業まで多種多様な規模で存在をするわけです。
それでも人の上に立つという根本的な姿は同じであり、誰からも尊敬をされるべき存在でしょう。
尊敬される人物になるには、色んな知識を持って人間的にも素晴らしい生き方をしないといけません。
それは生まれ持っての才能ではなく、人生を過ごすうえで少しずつキャリアを重ねて積み重ねていくものでしょう。
そこでここでは、社長になったときにどのようにして尊敬される人物になるのか、知識はどこから手に入れるのかについて考えていきます。
書物には著者の英知が凝縮されている
知識の塊とも称されるもの、それは書物です。
書物には著者の英知が凝縮されているので、読むだけで知恵を得られることはわかるでしょう。
後半では読んでおきたい本についても触れるので、参考にしていただけると光栄です。
まず最初に、尊敬される人物になるコツを見ていきましょう。
誰からも敬われている方といえば、学校の教師・医者・弁護士・政治家でしょう。
これらの人々に共通していることは、先生という呼称で呼ばれている点です。
先生という言葉の意味を辞書で引いてみると、「先に立って教えを司る」という意味でした。
教師は子供たちに対して学問を教えており、わからないことをわかるように導いています。
医者だと身体の不調の原因を探し出し、回復へとステップを進めるための手段を構築されるわけです。
弁護士法律に則って清く正しい生き方を示し、政治家なら国を作るために尽力をされています。
どれも素晴らしい功績であり、先生と呼ばれるのに相応しい方々でしょう。
社長というポジション
では社長というポジションはどうでしょうか。
会社を経営していることは確かですが、それは社員や関係者にとっては尊敬できる対象ではあるものの、部外者から見るとさほど特別な人とはいえません。
そこで部外者からも尊敬のまなざしで見てもらえるようにするには、社会貢献に尽力することです。
たとえば会社のほかにNPO法人を立ち上げて、貧困や環境問題の解決に挑んでみるのもいいでしょう。
昨今は日本だけでなく、世界各国で異常気象が大きな問題となっています。
すべてはわれわれ人間の社会活動による、二酸化炭素の大量放出が原因です。
火力発電や自動車の利用で二酸化炭素を多く放出しており、それが温室効果ガスとなって地球温暖化を誘発したわけです。
社会問題に真摯に向き合うようにする
オーストラリアではこの影響で森林火災が毎年発生しており、多くの野生動物たちが犠牲になりました。
この社会問題に真摯に向き合うようにすれば、自然と周囲の方々から尊敬をされて知名度も一気に高められます。
すでに行動を起こされている社長は多く、紫綬褒章などの勲章を手にした方さえいるほどです。
いきなり世界に貢献するのは難しいと思われる方もいるでしょうが、そういう時は自身が活動をしている地域で挑戦してみるのも手です。
たとえば毎日利用している駅の周辺でゴミ掃除をしたり、会社がある地域で防犯パトロールをするのも良いでしょう。
誰かの役に立つという行動が、自然と尊敬のまなざしを集めるわけです。
日本のカリスマ経営者として名高い松下幸之助
ではここからは、社長になったら読んでおきたい書物について、簡単にご紹介をしていきます。
「革命新時代」は、日本のカリスマ経営者として名高い松下幸之助が記したものです。
1979年に刊行され、これまでに400部もの増刷をなされました。
経営者のバイブルとしての呼び名も高く、大企業から中小企業を経営なさる大勢の方が愛読書にされています。
少し内容に触れてみると、経営者の生き方をしっかりと説かれているのがポイントです。
松下幸之助は利他の精神を重んじていた方で、常に自身が得た利益を他者に分け与えていました。
松下政経塾という教育施設がそのひとつで、4年間の授業料は無料で生徒は政治や経済の学習に取り組むことが可能です。
さらに病院も持っていますが、生活保護受給者や貧困家庭の方であればすべての治療を無料で受けられます。
革命時代で松下幸之助が述べていること、それは常に向上心を持って経営に尽力することでした。
そのためには自分が得た利益を分け与え、さらに努力をしてもうけることと言われています。
人間的にも社長は大きくならないといけませんが、役立つ書物が哲学書です。
人間がなぜこの世界に存在するのか、そして心と考えは同一のものなのかといった深層心理に訴えかけるジャンルです。
まとめ
ソクラテスやプラトンといった古代ギリシャの哲学者は、人間と自然についても説かれています。
他者と交わることで人間は成長と退化をする生き物とも言いますが、その真髄を哲学書かた知ることも可能です。
本は英知の結晶なので、社長になったら月5冊は読んでおきたいものです。
多くの経験と知恵を持つとき、人間としても大きく成長をして経営も軌道に乗るでしょう。